FX投資の状況
FXをしている人のなかで、毎年の収益をプラスに出来ている人は、ごく一部の人だけだということをよく聞きます。
プロのトレーダーでも最初から利益を出せる人はなかなかいないでしょう。
FXをしている人で、その年の相場が相性が良くて勝ち続けることができ、プラスで年間を終えることができたという人も、次の年や数年後にはマイナスで終わってしまったという人もこれまで見てきました。
1年間の収益をプラスにすることが出来たとしても、これを毎年プラスで維持していくことは難しいものです。
では、なぜそんなに収益を出すことができないのか著者の経験で考えてみました。
今回はそのひとつを説明したいと思います。
FXの勝率が上がらない理由
FXの知識がない
これはそもそも、最初から何も勉強もせずにギャンブル感覚で投資をしている人です。
FXの世界はそんなにあまくありません。しっかり勉強してから始めるべきです。
世の中には投資の本が溢れかえっています。
しっかり勉強と情報収集をしましょう。
数回負けてすぐに撤退してしまう
FXで収益を出すようになるには、根気が必要です。
はじめは誰でも勝てるわけではありません。
根気よく続けることで、収益がでるようになってくるものと考えています。
ただし、合わない人もいますので、そういう人は撤退すべきでしょう。
長く続けていても勝てない人はいますからね。
自分の投資スタイルが確立出来ていない
FXなど投資をしている人は、おのずとそれぞれ自分自身にあった投資スタイルが確立されてくるものです。
いろいろな情報だけを鵜呑みにして、参考書などに書かれているとおりにやっても、自分にあったスタイルでなければ勝てないものです。
ただ参考書やサイトなどでの投資スタイルをまねするのは悪いことではありません。
そのような情報を見て、実際に自分自身でいろいろ試してみて、自分にあった投資スタイルを確立することができればいいと思います。
著者の場合は、参考書などのトレード手法をいろいろ試したあと、自分自身で試行錯誤していって今現在の投資スタイルを確立しています。
無理なトレードをしている
いきない大きく稼ごうとして、大きくトレードをすると間違いなく負けます。
人それぞれ、投資資金やトレードスタイルで、トレードできる大きさが決まっているはずです。
大きくトレードすると、メンタル的にもきつく、かえって損益を大きくしてしまいます。
トレードの大きさも、しっかりと管理しましょう。
メンタルについては以前の記事を参考にして下さい。
FXで勝率を上げるために必要なこと
前述したとおり、FXで勝率が上がらない理由はいくつかあります。
それでは、FXで勝率を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。
著者がこれまでのトレード経験から、勝率を上げることに必要なことのひとつが、無理なトレードをしないということです。
これは、前述した勝率が上がらない理由の中でもあげていました。
ただ、これはある程度トレードしていて経験がある人に必要なことです。
まだ自分なりの投資スタイルを確立していない人は、どれくらいが無理なトレードなのかも分かっていないはずですからね。
投資スタイルが確立できている人は、自分のトレードスタイルでは、どの程度の大きのトレードをしたらどのくらい勝つことができると、ある程度計算できるものです。
このトレードスタイルをしっかり守り、自分のトレードの範囲内でトレードを続けることができたら、おのずと勝率は上がるものです。
トレードの大きさの範囲は人それぞれ違います。
この大きさだと、ある程度下げたらメンタル的に追い込まれるなど、この大きさならある程度下げても冷静でいられるといった感じだと思います。
トレードをあまり理解していない人は、今勝っているから今度はどんどん大きくトレードして行こう、なんて考えがちではないでしょうか。
そういう人は、いずれ大きな損益を出しかねません。
著者の場合、トレードを続けていくことで、この大きさのトレードならどのくらいの利益が出せると計算できるようになってきました。
そのため、たとえば50万円の資金では、どのくらいの利益が出るからこれを何倍にしたら月の収益がどのくらいかと計算しています。
このトレードの大きさは、トレードがある程度自分の考えとは違う動きになった場合も、冷静でいられる大きさのトレードです。
1回や数回のトレードでもうトレード資金がなくなれば元も子もないですからね。
まだ試したことが、ない人は一度トレードの大きさを小さくしてみて勝率がどのように変化するのか試してみることをお薦めします。
著者の場合、下げた分だけ勝率が上がっていきました。
まとめ
トレードの大きさは、メンタルへの影響や資金面からも勝率に大きくかかわってくるものだと考えています。
世の中には、億り人のように、うまく独自の手法で収益を大きく上げている人もなかにはいることでしょう。
著者は、そのようなレベルではありませんので、こつこつと収益を積み重ねていく予定です。
あくまで著者がこれまでのトレード経験から書いていますので、それぞれ自分にあったスタイルでトレードしていきましょう。