FXトレードにおいてメンタルの影響は大きい
人それぞれにあったトレードの大切さ
トレードをしていくなかで、利益を出すために様々なテクニカル手法があり、トレーダーはそれぞれ自分自身にあった手法でトレードをしているはずです。
トレードで勝率を上げるには、それぞれが自分に合った手法を用いてトレードをすることが求められると著者は考えています。
人それぞれ、性格も違い、考え方も違い、トレードする環境も違います。
それを、「こういう手法が勝率が上がる」などと聞いた情報で、自分の考えや性格とは違う手法でトレードをすると、なかなかうまくいかないものだと著者は思っている。
うまくいかないトレードとは
たとえば、トレンドに乗ったボラティリティの高い相場が得意なトレーダーが、ボラティリティが無くなった相場が続き、自分の得意なトレードができないでいるとします。
その人が、あまりに自分の得意な相場がこないことにしびれを切らし、無理にトレードに入った場合、トレードの勝率は上がらないばかりか、大きな損失を被る可能性もあるのではないでしょうか。
相場以外でも同じようなことがある
それは、トレードだけではなく、スポーツ選手等にも当てはまるでしょう。
サッカー選手は自分の得意なドリブルの間合いで勝負を仕掛けるし、格闘技でも自分の間合いで勝負することが勝利へと近づくものです。
スポーツでも相場でも、自分に合った手法が勝率を上げるものだと思えますね。
メンタルの弱さの影響
自分にあったトレードをするためには、様々な誘惑や、自信喪失など、自分自身のトレードを続けるメンタルの強さが必要です。
前述した、自分の得意な相場になるのを待ちきれず、トレードをして損失を出してしまうのもメンタルの弱さです。
退屈さや集中力が落ちてきたことで衝動的にトレードをしてしまうのがそれでしょう。
また、負けが込んできた時に、弱気になってしまい、普通であればトレードをしている場面でも、トレード出来ずにいるのもメンタルの弱さ。
負けを取り返そうと、無理にトレードに入るのも同じでしょう。
特に最後の、損失を取り返そうとして、更に大きな損失を被ったり、負け込んでいる時になかなかトレードに入れなかったりすることは、多くのトレーダーにあるのではないでしょうか。
トレードでのメンタルの大切さ
そういったことから、トレードではメンタルが大きく影響を及ぼすものと著者は思っています。
いくら優れたトレード技術があったとしても、メンタルが弱ければ勝率はついてきません。
著者もこれまでに、多くの失敗を経験してきました。
トレードで、自分の予想と反対の方に動き、精神的に弱気になってしまい、損切りをした後、値が戻りだし、結局最終的には自分の予想どうりの値になっていたことも多くありました。
そのたびに、メンタルの大切さを感じていました。
心掛けているもの
まず、無理なトレードをしないことです。
もしも、自分の得意な形でなくても、トレードできそうであれば、万が一負けてもいいように、少額で入るようにしています。
次に、自分のメンタルが耐えられないような大きなトレードはしないことです。
大きなトレードすると、少し逆向きに値動きをした場合、とても弱気になってしまい、最初に決めていた損切りライン前で損切りをしてしまう可能性が高いです。
もしも損失を出した時は、すぐに取り返そうとしたり、無理なトレードをしないように一旦、相場から離れます。
そして、心を落ち着かせ、この後の戦略を冷静に立てていくように心掛けています。
まとめ
このように、トレードにおいてメンタルは、テクニカル手法以上に大切なものだと思っています。
自動トレードが多くなった最近では、あまりメンタルは大切にされないかもしれませんが、著者のように裁量トレーダーにはとても大切なことですね。